御柱は神様のいるところに立てられます。そのため、その多くは神社です。
しかし、中にはお寺などにも御柱が建てられている例があります。
教念寺というお寺の境内にはこのように御柱が建てられています。
中心には弁財天が祀られています。
弁財天は近世以降「七福神」の一員としても信仰されるようになり、財宝神としての性格を持つようになりまいたが、もともとはインドの河神であることから、各地の井戸、溜池、河川に水の守り神として祀られていました。
ここ教念寺の弁財天もすぐ近くに日本酒の酒蔵が集中する通称酒蔵通りがあり、美味しい日本酒造りに欠かせないキレイな水を守ってもらおうと祀られたものだそうです。
つまりはこの4本の御柱は美味しい諏訪のお酒を守ってくれている神様のを囲む御柱というわけです。
お寺にある御柱は諏訪圏内でも割と珍しいのではないかと思います。