今回も手長神社境内の御柱。
こちらのお社。
屋根のついたお社の上に、さらに屋根があります。
上部の屋根には祀られている神様の名が掲げられています。
松尾大明神とあります。
京都にある松尾大社(まつのおたいしゃ)の御祭神、大山咋神(おおやまぐいのかみ)のことですね。
名前のとおり山の神様です。「くい(くひ)」は杭のことで、大山に杭を打つ神さま、つまりは大きな山の所有者の神を意味しています。
また、昔は山野めぐみが里へ運ばれてくると考えられていたため、山の地主神であるとと同時に農耕(治水)を司る神ともされています。
なんとなく、御柱信仰と発想が近いような気がします。
さて、御柱を見ていきましょう。
まずは一の柱。
まずまずの大きさです。節が少なく綺麗な柱でした。
次は二の柱。
光の加減で古く見えますが、一の柱同様に真新しいキレイな柱です。
続けて三の柱。
奥に見える2本の柱のうち、右側の長い方です。
こうして比べると、このお社の御柱の高さが実感できます。ただ、目通りはあまりなく、細長い印象です。
最後は四の柱。
やはり細長い印象です。
しかし、このくらいの規模のお社の中ではかなり大きい部類には入ると思います。
3日坊主で終わると思った「毎日御柱」もいつの間にか3週間です。つまり、既に約80本の御柱を紹介したということになります。
あらためて、御柱の数の多さに驚くというか、呆れているところです。